桃栗三年我何年

よしなしごとの綴り

日々是好日

映画『日日是好日』を見ました。

原作を読んでいたのでとても楽しみにしていました。

そして、映画公開を待っていた期間に届いた樹木希林さんの訃報。

映画を見ている間にふと、あぁこの人はもうこの世に居ないんだなあ、と思いました。

映像の中に生き続けることが出来るのが、役者さんの一番の特権かもしれません。

素敵なお茶の先生として、ひとりの人生の先輩として、樹木希林さんが生きている映画でした。

 

原作を読んで茶道に興味を持ったのですが、

周りに経験者がおらず

何をどうしたら良いのかわからないです。

まずはお茶の先生を探したら良いのでしょうね。

だけどその先生がどこにいるのかわからない。

一度ついた先生は一生の先生となるでしょうから、

やはり人に聞いて紹介してもらうのが良いのでしょう。

 

頭で考えてはいけない。

やるべきことをしていたら、知らぬ間に身体が閃いて教えてくれる時がくる。

四季折々を肌で感じ、五感を研ぎ澄ませることで世界が教えてくれることがある。

先を見越してアレコレと考えて生きることが大切であるとする今の世の中とは違って、

茶道は受け身の姿勢を大切にしているのでしょうか。

受けるべきことを余すことなく受け入れるためにまず所作を正して自分が正される。

自分が正されると、全てが正しいこの世の摂理に合致して、自分と世界が繋がるのでしょうか。

と、また頭で考えてしまうのがダメなんですよね。

 

まずはやるべきことを丁寧にやっていきましょうかね。